“シーバス”ってどんな魚?スズキ(鱸)との違いや種類について。

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はじめに

シーバス“という魚をご存知でしょうか??

釣り人あるあるかもしれませんが”バス”と聞くと真っ先に”ブラックバス“を連想します。

ブラックバス釣りのことをバス釣りと言いますからね!

海(シー”sea”)に生息する”ブラックバス”だから”シーバス”ってこと??

シーバスとブラックバスは別の魚ですが、同じ”スズキ目”に分類され、生態系や釣り方などの共通点が多いことからシーバスと呼ばれています。

シーバスとブラックバスは違う魚だとわかってもらえたと思いますが、

じゃあ、なんの魚をシーバスって呼んでるの??“って話になりますよね!

じつはスズキ(鱸)のことをシーバスと呼んでいるんです。

“シーバス”を知らなくても”スズキ(鱸)”なら聞いたことがあるという方も多いんじゃないでしょうか。
お寿司屋さんにもネタとして置いてありますからね。

つまり、シーバスとスズキは同じ魚です。

逆に、琵琶湖で捕れるブラックバスを”ビワスズキ“と呼び、食用魚として食べている地域があると聞いたことがあります!

もう、ややこしいわ!ってツッコミたくなっちゃいますね。

一般的に、ブラックバスは淡水であれば川でも沼でもきれい汚い関係なくどこでも生息でき、生命力・繁殖力の高い魚です。かなりの雑食で小魚や甲殻類・昆虫など、何でもエサになります。琵琶湖や霞ヶ浦といった大型湖はまた別物ですが、コーヒー牛乳色の沼とかにも普通に生息していますが、とても食べる気にはなりませんね!

やはりバス釣りに関してはゲーム性が一番の醍醐味であり、食用にする割合は1割以下じゃないでしょうか。

逆にシーバスはというと、基本的には海に生息していますし、ゲーム性ももちろんですが食用とする割合は5割、少なく見ても2~3割くらいあるのかなと思います。

やはりシーバス釣りをしていると、持ち帰る人をけっこう見かけますからね。

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シーバスの種類

まず、スズキ(鱸)はシーバスと呼ばれていることを前述しましたが、出世魚としても知られています。

出世魚“とは、簡単に言えば成長と共に名前が変わっていく魚のことです。

関東では、セイゴ→フッコ→スズキ、関西ではセイゴ→ハネ→スズキと呼ばれているそうです。

成長を経るごとに呼び名が変わるって面白いですよね!

ちなみに出世魚として有名なのが”ぶり“でしょうか。

関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼ばれています。

この名前の変化は魚によって体長・サイズが決められていて、たとえばスズキでいえば、
セイゴ→40cm以下
フッコ→40~60cm
スズキ→60cm以上
となっています。

釣ったシーバスの写真を友人に見せたら、”フッコじゃん!“と笑われたことがあったんですが、厳密に言えばそうなんだけど”スズキと言わせてくれ~“というような出来事もありましたね。

さて、じつは日本には3種類のスズキが生息しています。

※厳密にいえば5種類くらい!

大半がよく目にするシーバスは”マルスズキ“というスズキです。

この他に、”ヒラスズキ“と外来種の”タイリクスズキ“の2種類がいます!

そのへんを詳しく紹介していきますね。

マルスズキ

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私たちがシーバス釣りをしていて一番釣ることが多い種類です。

日本の在来種で、昔から高級食用魚として扱われてきたそうです。
※一説には江戸時代とか。

湾内に住み着いている個体は全体的に黒ずんでいたり、回遊性の個体銀ピカであることが多いなど、住んでいる場所によって体色が違う場合があります

ヒラスズキ

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日本固有種で、近年まではマルスズキの地域性の違いによる体型の違いと思われてきた経緯があったようですが、違う種類として分類されていますね。

比較的温暖な海域を好むようで、釣れたとの報告が多い北限として、日本海側で石川県太平洋側で茨城県と言われています。

実際のところは、温暖化や異常気象などの影響もあるのか、釣れるとされる北限より北でヒラスズキが釣れたという話もなくはありません。

タイリクスズキ

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最近、非常に増えつつある外来種のスズキと言われているようです。

日本での養殖漁業の目的で輸入されましたが、逃げ出した個体が自然繁殖し、最近では釣れることもあるらしいです。

黒い斑点が多数あるため”ホシスズキ“とも呼ばれているそうです。

それぞれ見分け方のコツとして、タイリクスズキはホシがあるので簡単にわかります。

マルスズキとヒラスズキはやっかいで、マルスズキ寄りのヒラがいたり、ヒラスズキ寄りのまるがいたり、初心者には見分けが難しいかもしれませんね。

一応、誰にでもわかるようにマルスズキとヒラスズキの見分け方の記事もあるので読んでみて下さい。

関連記事

[簡単]マルスズキとヒラスズキの見分け方!!

まとめ

いかがだったでしょうか?

シーバス釣りにしても、シーバスにしても、本当に奥が深い!

もっともっとシーバスのことを勉強して、いっぱい釣って、いっぱいシーバスゲームを楽みたいですね!

そして、海の恵みに感謝しながらちょこっとだけ美味しいお刺身をいただきたいです^^

最後までお読みいただきありがとうございました。

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